学会世話人報告

世話人:齊藤 直人 (京大)  宮武 宇也 (KEK)
平成16年9月26日

日本物理学会2004年秋季大会
高知大学(9月27日−30日)

1.講演数、講演内容について

なお、中川格氏の新人賞受賞に伴う招待講演は「連続での招待講演」に該当した為前回から繰り越されているが、今回はスケジュールが合わず、次回にお願いす ることになった。
講演数は、以下のように一見すると減少傾向です。

一般講演
招待講演
シンポジウム
2003春
130
8
4
2003秋
147
8
4
2004春
128
2
4 (+2)
2004秋
111
4
4

過去に100を切ったことがあることを考えると最低ラインではありませんが、どしどし講演申し込みをお願いします。

いつものことですが、キーワードと講演内容とが適切に結びつかないものが見受けられます。特に、測定器・実験技術の講演なのか物理内容の講演なのかを明確 にしてください。適切なキーワードがない場合は、「その他」のキーワードを選び、新規のキーワードを書いて下さい。

また、概要集に原稿が出ていない傾向に歯止めがかかりません。概要集はすっかり薄くなってしまった感があります。必ず書いてください。

2. 核物理プログラム委員会


2004年6月2日に核物理プログラム委員会を開催し、本学会での招待講演やシンポジウムを検討しました。会員からの提案は、5月12日にアナウンスを行 い、5月31日まで受付けました。5件の招待講演と4件のシンポジウム提案がありました。これを含めて、核物理プログラム委員会で議論し、今回の学会で は、1件をシンポジウム講演から招待講演に引き上げ、計6件、シンポジウムが4件(含む共催)となりました。従来どおり、シンポジウム・招待講演を増やす 方向で検討してきています。

今回の核物理プログラム委員会は世話人の都合により領域・分科代表者会議まで日程的な余裕がありませんでしたが、とくに招待講演やシンポジウムの提案者へ のフィードバックを考えると、最低3日程度は必要と考えられます。

3.合同セッション

講演数に著しいばらつきがある場合を除き、基本的には理論核物理との合同セッション(不安定核、天体核、ハイパー核、高エネルギー重イオン反応、超重核) を継続します。今回は「天体核/超重核」で実験からの、また「高エネルギー重イオン反応」で理論からの申し込みが極端に少なかったため合同セッションとは なっていません。

4.  実験核物理分科のホームページ

物理学会のホームページに実験核物理分科(ne)のページ(http://div.jps.or.jp/ne/index.html)ができました。次回 の学会の開催方針や、これまでの学会での招待講演やシンポジウムの情報などを盛り込んで、今後活用していきます。

5. 世話人

 核談総会において、次期世話人として 岡村弘之氏(東北大)が推薦される予定。

       5 月―        11月―

2000  宇都宮(甲南大)   浜垣 (東大)

2001  松多(阪大)     田村(東北大)

2002  石井(原研)     永江(KEK) 

2003  鈴木(埼玉大)    齊藤(京大)

2004  宮武 (KEK)     志垣(広大)