日本物理学会2004年春季第59回年次大会
九州大学(3月27日-30日)
●一般講演 128件
実験核物理単独セッション
・検出器等 (29)
・ハドロン構造・中間子等 (12)
・イオン源・加速器等 (12)
・高エネルギ−重イオン (16)
・対称性・基礎・エキゾティックス(15)
・核構造等 (11)
・軽イオン (12)
実験・理論核物理合同セッション
・ハイパ−核・ストレンジネス (実験11, 理論12)
・ 不安定核 (実験10, 理論18)
●招待講演 2件
第10回核談新人賞(提案3件)
・藤原真琴「冷えた反水素原子が拓く反物質の物理」
・高橋仁 「ハイブリッド・エマルジョン法を用いたダブルハイパ−核の研究」
なお、中川格氏の講演は「連続での招待講演」に該当する為次回に廻って頂く事とした。
●シンポジウム主催 4件
・不安定核ビ−ムによる直接反応過程(理論・実験核物理)
・中性子光学・核物理学とJ-PARCに於ける展開(実験核物理)
・ニュ−トリノ・電子による原子核および核子反応の展開(実験・理論核物理:素粒子理論・実験)
・ダブルβ崩壊とニュ−トリノ(理論・実験核物理)
●シンポジウム共催 2件
・ペンタクォ−クがもたらすハドロン物理の新展開(理論・実験核物理)
・将来計画を実現可能とする放射線検出器の開発(実験核物理・素粒子実験・宇宙線・領域1)
講演数の推移、講演申込時のキーワードの分類を以下の図に示します。キーワードと講演内容とが適切に結びつかないものが見受けられます。特に、測定器・実 験技術の講演なのか物理内容の講演なのかを明確にしてください。適切なキーワードがない場合は、「その他」のキーワードを選び、新規のキーワードを書いて 下さい。
2003年11月13日に核物理プログラム委員会を開催し、本学会での招待講演やシンポジウムを検 討しました。会員からの提案は、10月10日にアナウンスを行い、11月1日まで受付けました。3 件の招待講演と7件のシンポジウム提案がありました。これを含めて、核物理プログラム委員会 で議論し、今回の学会では、招待講演(実験系)が2件、シンポジウムが6件(含む共催)となり ました。シンポジウム・招待講演を増やす方向で検討してきていますが、他の領域・分科とのバランス という点で、どこまで増やすのかが多少議論となりました。また、一般講演として申し込まれ たなかからもシンポジウム講演を選ぶという試みは今回手続き上間に合いませんでした。今後 の改善が必要です。
講演数に著しいばらつきがある場合を除き、基本的には理論核物理との合同セッション(不安定核、天体核、ハイパー核、高エネルギー重イオン反応、超重核)を 継続します。今回は「天体核/超重核」で実験からの、また「高エネルギー重イオン反応」で理論からの申し込みが極端に少なかったため合同セッションとは なっていません。
物理学会のホームページに実験核物理分科(ne)のページ(http://div.jps.or.jp/ne/index.html)ができました。次回の学会の開催方針や、 これまでの学会での招待講演やシンポジウムの情報などを盛り込んで、今後活用していきます。
核談総会において、次期世話人として◇△▽□氏(○○大)が推薦される予定。
5月− 11月−
2000 宇都宮(甲南大) 浜垣 (東大)
2001 松多(阪大) 田村(東北大
2002 石井(原研) 永江(KEK)
2003 鈴木(埼玉大) 齊藤(京大)
2004 宮武 (KEK)